一般土木
Civil Engineering
基礎工事
基礎工事とは建物の基盤造りのために行う工事で大きく2つに分類されます
1.軟弱な地盤で建設する際に杭を打って建物を支える杭基礎
2.杭を使わず直接地盤に基礎を造る直接基礎
直接基礎はベタ基礎・独立基礎・布基礎があり、基本的には建物の基礎部分に配筋工事や打設工事を行い、土台を造ります。
ただ基礎工事では、基礎部分の全面をコンクリートで覆い、建物を面で支えるベタ基礎を使うことも多いです。
造成工事
造成工事とは、建築目的のために土留めや石積みをして、土地を加工することです。建設の準備段階として重要な作業で、以下3点の場合に必要です。
1.土地に高低差がある場合
2.土地が変形している場合
3.地盤が弱くなっている場合
高低差がある土地では建築できないため、盛土をして表面を平らにします。
ただし坂などの斜面に造る分譲地は、すべて平らにせず段差を付けて整えなければいけません。
土地自体が変形している場合は、土地を四角にしながら造成します。
腐葉土によって地盤が弱くなっている土地では、腐葉土を取り除き盛土をして整えます。
外構工事
外構工事とは、建物以外のものを造る工事です。たとえば塗装工事や排水工事、造園工事などです。
外構工事は建築前に行う先行工事と、建築後に行う仕上げ外構工事があります。
先行工事は建築する土地の土台作りで、建物の基礎を造る前に行われます。盛土や土留めをして、建設予定の土地が雨で流れないようにします。
一方の仕上げ外構工事は、建物の完成後に行う工事で「より快適な空間を作ること」が目的です。
主に建物の前にポストを設置したり、車庫を作ったりします。